YKT株式会社

YKTかわら版

YKTかわら版
■注目商品
GrindTEC(グラインドテック)
2012開催レポート
ドイツ ミュンヘンから車で約1時間のところに位置するアウグスブルクで研削関連の専門見本市「グラインドテック」が3月14日(水)~17日(土)に開催されました。当社関連取引先の3つのトピックをとりあげます。
PLATIT PVDコーティング炉 プラティット社
ロールタップ向け新しいコーティングの提案!
タップ向けの新しいコーティングとしてCrTiN, AlCrTiN+CrCNが紹介されました。タップでは平滑性に優れるフォロカソードのTiNが一般的ですが、新しいプラティットの膜は工具寿命で優れた結果を残しています。新しいボンバードの採用によりコーティングの密着性も高めています。

PLATIT PVDコーティング炉

Rollomatic 工具研削盤 ロロマティック社
自動砥石交換を利用したスクエア、ボールエンドミルの自動連続加工!
砥石自動交換に対応した汎用工具研削盤628XWが出展されました。砥石交換時間12秒で、最大4枚の砥石を搭載したアダプターが最大6式搭載可能です。工具ローディング中に砥石交換し、機械のダウンタイムを抑制します。砥石を自動交換し、スクエアエンドミル、ボールエンドミルの自動連続加工に対応します。

Rollomatic 工具研削盤

Laserpluss ダイヤモンド工具レーザー加工機 レーザープラス社
ダイヤモンド工具の仕上げ加工はレーザーで!
ダイヤモンド工具のロウ付け後のプロファイル、逃げ加工で、レーザープラスの利用が国内でも増えています。PCDインサートを多数並べて、機内の測定機能により連続自動加工が可能です。単結晶ダイヤモンド、CVD、PCDの各種ダイヤモンド工具において、ダイヤモンド工具のレーザー仕上げ加工が広く浸透し始めています。

Laserpluss ダイヤモンド工具レーザー加工機

■製品ニュース
ロロマティックニュース
ロロマティック社製汎用工具研削盤でインサートを加工
ロロマティック社製汎用工具研削盤でインサートを加工する事例が増えています。ロロマティック機はインサートホルダー不要で、直接インサートをクランプすることが高く評価されています。ここでは一例をご紹介します。

ロロマティック社製汎用工具研削盤でインサートを加工

内面ネジインサート

ヘリカルインサート

旋削インサート

溝切り加工インサート

■製品ニュース
エタロンニュース
エタロン社製レーザートレーサの空間補正が工作機械の新しい精度基準に
ご使用の機械はエタロンで空間補正されていますか?
空間補正機能を搭載したマシニングセンタが注目を集めています。ここでは、ドイツのヘラー社の一例をご紹介します。

エタロン社製レーザートレーサ

創業100年を超えるヘラー社はドイツの伝統を継承しつつ、高精度機械製造とともにアプリケーションの開発に尽力しています。機械の高精度化を第一目標にかかげ、エタロン社製レーザートレーサによる、半年間にわたる試験を開始しました。

レーザートレーサによる測定 X軸ローリングの空間補正改善 赤/緑:空間補正前/後

空間補正で80%の誤差を改善
各軸1直線の従来のピッチ補正と比較し、シーメンス社製Sinumerik 840D slコントローラのVolumetric compensation (空間補正)に明らかな精度の改善が見られます。
空間補正された1,800x1,000x2,000では対角線方向を含めた最大偏差は5µm以下です。空間補正の前後で各パラメータによる誤差を比較してみると、並進偏差だけでなく、回転偏差を含めた全ての精度が向上しています。空間補正に要したレーザートレーサの測定時間は僅か2時間です。
へラー社テストチームリーダー、Pendsburg氏は言います。「私たちはエタロンシステムの測定精度と速度にかなり期待していたのですが、試用期間にそれが見事に証明されました。エタロンの先端技術は当社の製造ラインに欠かせない一員です。」
アフターセールスで空間補正を利用
空間補正を定期的に実施することで機械の耐用期間が正常な動作状態で維持されます。機械一台一台がその寿命の最後まで正しく動き続けること、これがヘラー社の考える最高の顧客サポートです。

空間補正により80%の精度が改善

■新商品情報
LED業界の方必見!
低価格新LED光束維持実験機
普及が進むLED照明の寿命評価として、北米照明協会の光速維持試験LM-80に準拠した測定が求められています。LM-80の要件を満たすことが、製品の信頼性を高め販売促進につながると言われています。ただし、LM-80の検査機関への依頼はその都度費用がかかり、推奨される装置も数千万の高価なものです。
当社で取り扱いを始めた九州日昌製LED光束維持実験機はLM-80の測定仕様を満たし、低価格機であることが喜ばれています。
九州日昌製LED光束維持実験機
- 熱風、冷風を使わない静止温度制御方式を採用
熱風、冷風で温度を制御すると雰囲気温度(Ta)に温度ムラや流速の変化、バラツキが発生し、各LEDの実験個体差が発生します。静止温度制御方式を採用し、温度の安定性が確保され、各LEDの実験個体差を抑制します。

熱風、冷風を使わない静止温度制御方式

- クリーンかつコンパクト
熱風、冷風方式は塵やごみが含まれることがあり、各LEDに影響を与えることが考えられますが、静止加熱方式では塵やごみの心配がありません。また、気体を循環させる機能が必要ない為、システム自体がコンパクトになり、かつ実験コストを抑えることができます。

詳細な仕様や価格他、何でもお問い合わせ下さい。

■展示会情報
2012年4月25日(水)~27日(金)
Nepcon China 2012(通称:ネプコン上海)開催
期間 : 2012年4月25日(水)~27日(金)
会場 : Shanghai World Expo Convention & Exhibition Center ※今年より会場変更
     スペース 273㎡(前年240㎡,14%up)
「モノづくりプロセスまるごとソリューション」をテーマに、高速デュアル印刷機及び高速モジュラーマウンターなどを出展致します。

高速デュアル印刷機及び高速モジュラーマウンターなどを出展

高速デュアル印刷機SPD / 高速モジュラーマウンターNPM-D×3&NPM-TT、NPM-W×2

高速デュアル印刷機SPD 高速モジュラーマウンター NPM-D×3&NPM-TT

高速モジュラーマウンター NPM-W×2

■OGP耳寄り情報
ズームレンズの自動校正機能(特許取得)
~ Accucentric(アキュセントリック) ~
OGP社製自動測定機Smart Scopeの倍率変更には、ズームレンズ(光学式)を使用しており、倍率を変更した時に自動で校正を行う機能“Accucentric(アキュセントリック)”を搭載しています。

<メリット>
●倍率変更後も精確な視野内測定が行うことができます
●わずかな時間で高精度で自動校正を完了します

映像を撮影する通常のズームレンズでは、精確な測定を実施する事が出来ません。
しかしAccucentric機能を搭載したSmart Scopeのズームレンズは、倍率を変更する度に低倍時⇔高倍時の自動校正を行います。同時に、変更後の倍率を逐一計算して毎回正確な倍率により測定を実施できます。この一連の校正作業はわずか1~2秒で迅速に完了する為、作業効率を妨げることはありません。
OGP社はSmart Scopeのズーム機能を搭載した全機種にこのAccucentric機能を標準搭載させており、信頼性の高い光学系による測定環境を実現します。

Accucentric機能

■展示会情報
2012年5月17日(木)~19日(土)
「MEX金沢2012(第50回 機械工業見本市 金沢)」に出展
期間 : 2012年5月17日(木)~19日(土)
会場 : 石川県産業展示館3・4号館(YKTブース : 4号館 4-21)

非接触3次元測定機Smart ScopeシリーズのコストパフォーマンスモデルSmart Scope FLASH、ワークを置いてスタートボタンを押すだけのシリーズ最速測定機SNAP、同芯度測定システムを出展致します。
ご来場を心よりお待ち申し上げております。

こぼれ話
初めての海外出張 ~ 英語の試練 ~

はるか40年も前のことだが、入社して初めて、もちろん生まれて初めての海外出張は、イギリス中部のコベントリーという工業都市だった。
ロンドンの駅の赤帽に半ば強制的にチップを取られた感はあったが、とりあえずロンドン発の列車に落ち着いた。
コベントリー市までは急行列車に乗り、だだっ広い外の景色を眺めていたのだが、暫くすると私の乗ったコンパートメントは中年の男の人と私と二人だけになった。コンパートメントは6人位座れる小部屋である。

ここは一つ日本で鍛えた英語を試さなくては。意気込んで真向かいの英国紳士に話しかけた。
彼はこれから私が行くコベントリー市に住んでいるとのこと。日本製英語は通じるではないか。ウム、ウムー。

ところがである。彼が突然「to die(トゥダァィ : 死ぬこと)」と言い出した。
エ!話が途切れてしまった。意味が通じない。「すみませんがもう一度ゆっくり言ってください」。
返事はと言えば、「トーウーダアーイ t o d i e 」。
ゆっくりでも死ぬことには変わりはない。死ぬ時はゆっくりでは無く、あっさり死にたいものである。
会話は途切れた。
・・・日本で勉強した英語は本場の大英帝国では通じないのか?困っていると、彼が言ったんだ。

「イェスタデー(yesterday : 昨日)、トゥダァィ(to die : 死ぬこと)、トゥモロー(tomorrow : 明日)」

なーんだ、「もしかするとトゥデェィ today 今日のことですか?」。彼は答えて曰く、「そうだ、トゥダァィto dieだ、分かった?」。
分かりましたとも。今になってみれば、何でこんなことが、あの時分からなかったのかと・・・。

しかしこれから行くコベントリーと言う町はみんながこんな調子で訛っているんだろうか?日本で習った発音と違う発音なのだろうか?
もうすぐ目的地、コベントリーに到着だ。不安とまでは言わないが、とんでもない誤解が起きなければいいのだが。
とりあえずこの場はクリアーしたのだから、ま、よしとすべきなんだろう。やれやれ!試練はまだまだ続くのだ・・・。

s.m.

Today♪
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