YKT株式会社

YKTかわら版

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JIMTOF2012特集号
JIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)の当社ブースにお立ち寄りください。


JIMTOF2012(第26回日本国際工作機械見本市)

11月1日(木)~6日(火)の6日間、東京ビッグサイトでJIMTOF2012が催されます。当社は工作機械 東6ホール E6001、測定機 西3ホール W3043、合計約60小間にて欧米を中心に29社、33台のユニークな商品を出展いたします。

本邦初公開予定の商品はペムテック社製精密電解加工機、インデックス社製複合加工機、レーザープラス社製単結晶ダイヤモンド工具仕上げ加工機、ロロマティック社製砥石自動交換機能付き工具研削盤、プラティット社製タップ向け高速スパッタ搭載アークコーティング炉です。

東ホール、西ホールの順で下記、ご紹介いたします。心よりご来場をお待ちしております。
■東6ホール出展機器のご紹介(ブース番号 E6001)
ペムテック社 ペムテック社製精密電解加工機ペムセンタ
電極消耗、バリなし加工を実演
精密電解加工の実演加工:

精密電解加工の実演加工

ペムセンタはワーク材質硬度や切削性の影響を受けません。
マシニングセンタ、型彫り放電加工機で10時間以上かけて加工していたワークを15分以内に加工する圧倒的な加工時間の短縮を実現します。高付加価値ワークの量産加工、冷間鍛造金型に有効です。

精密電解加工の実演加工

精密電解加工の実演加工

精密電解加工の実演加工

インデックス社 インデックス社製複合加工機C100
高次元の同時加工による圧倒的な高速加工を実演
インデックス社製複合加工機C100

2スピンドル、3タレットの高次元オーバーラップ加工は複雑部品のさらなる短時間加工を実現します。
国産複合加工機2スピンドル、2タレットと比較し2~5倍早く、展示会上で真鍮ワークの高速加工をご覧いただけます。


■加工事例

加工事例

加工事例

加工事例

レーザープラス社 レーザープラス社製ダイヤモンド工具仕上げレーザー加工機レイカッター
ダイヤモンド工具の刃先を研磨よりシャープに仕上げ加工
レーザープラス社製ダイヤモンド工具仕上げレーザー加工機レイカッター

業界に先駆け、2000年にレーザーでダイヤモンド工具の仕上げ加工を行う機械を完成させ、国内外のダイヤモンド工具のレーザー仕上げ加工機として十分な実績を残し、いよいよJIMTOF2012で本邦初公開します。

研磨に勝るダイヤモンド工具のシャープエッジ

研磨に勝るダイヤモンド工具のシャープエッジ

ロロマティック社 ロロマティック社製GrindSmart628XW
砥石自動交換でも工具を高精度加工
ロロマティック社製GrindSmart628XW

ベストセラー汎用工具研削盤GrindSmart®628シリーズに砥石自動交換機能を搭載させ、高出力砥石モータにより研削能力を高めました。砥石4枚まで対応した砥石アダプタを最高6式の搭載が可能であり、垂直インデックス式構造にすることでコンパクトな設計になっています。

機械のダウンタイムを抑制、徹底した正確な機外段取り
全ての砥石アダプタの砥石研削点を正確に機外で測定し、研削プログラム兼シミュレーションで実際に砥石データを運用することで、高精度プログラムの作成が可能です。各砥石アダプタ用のクーラントノズル方向の調整も機外で実施します。


機械のダウンタイムを抑制、徹底した正確な機外段取り

プラティット社 プラティット社製新機能スパッタ機能搭載PVDコーティング炉π411
タップ向けドロップレットフリー高速スパッタコーティング世界初披露
プラティット社製新機能スパッタ機能搭載PVDコーティング炉π411

タップ用には平滑性に優れるPVDホロカソード方式TiN、TiCNが長年利用され続けています。プラティットのスパッタは特許技術を利用し密着性、蒸着レートを高めました。ドロップレットフリープラティットスパッタ被膜によりホロカソード被膜との置き換えが始まっています。

盛り上げダップの工具寿命比較

エタロン社 エタロン社製工作機械空間補正システム
レーザートレーサシリーズ
工作機械メーカー注目!
11月2日13:40~14:30 国際工作機械技術者会議 基調講演エタロン社Dr.シュベンケ
「工作機械の空間精度誤差補正の動向と将来展望」


エタロン社製工作機械空間補正システム

ハイエンド工作機械メーカーへ空間補正の採用が広がり、最近は機械ユーザーが空間補正を導入し始めています。
これまで2日以上は要した空間誤差測定を、僅か1時間11分で完了した記録を残しました。赤が補正前、緑が補正後の空間残留誤差を示し、エタロン空間補正が大幅に精度を改善していることがわかります。

エタロン社製工作機械空間補正システム

ダレックス社 ダレックス社製CNC4軸ドリル自動再研磨機 XPS-16
ダレックスなら乾式でも短時間再研磨
ダレックス社製CNC4軸ドリル自動再研磨機 XPS-16

砥石に過度の負荷がかからないよう最適な送り条件を自動設定し、焼けを防止しつつ短時間で仕上げます(下表参照)。
作業者の経験を問わず誰でも簡単に扱えるため、社内での再研磨に威力を発揮します。

材質外径取り代ポイント角シンニングホーニング合計時間
HSS16mm0.13mm118°X型なし1分25秒
超硬10mm0.15mm135°X型3秒1分30秒

ダレックス社製CNC4軸ドリル自動再研磨機 XPS-16

ユーロテック社 ユーロテック社製切削工具専用顕微鏡PG1000-400CMN
手動でも信頼性のおける精度での測定が現場で高評価
ユーロテック社製切削工具専用顕微鏡PG1000-400CMN

自動エッジ認識機能、十字線、平行線を利用した角度、幅測定などの用途に応じた多様なチャート搭載し、φ0.5~16mm工具径、240mm以上のロングドリルの測定も可能です。

アフォルター社 アフォルター社製高精度ホブ盤AF100
最小モジュール0.025の実績、ホブ軸最高同期回転数16,000rpmのホブ加工を実演
アフォルター社製高精度ホブ盤AF100

マイクロホブ盤として世界最速の回転同期速度、最高の精度を誇ります。
モータ精密ギヤ、歯科用ギヤ、減速機用ギヤで国内での採用が増えています。

アフォルター社製高精度ホブ盤AF100

マグネットフィニッシュ社 マグネットフィニッシュ社製工具表面処理装置MF62CA
ドロップレット除去、刃先ホーニングに絶大な効果
研磨剤と鉄のハイブリットパウダーをメディアに利用し、磁性フランジでワークを仕上げていきます。
高い処理能力、微細なものに特に有効です。

マグネットフィニッシュ社製工具表面処理装置MF62CA


平滑性が重要なタップ:
処理時間約30秒でTiN, TiCNのドロップレットを改善


平滑性が重要なタップ


溝なしタップの表面磨きに:

溝なしタップの表面磨きに


CBN工具の刃先をR=10μmから20μmに約100秒でホーニング処理:

CBN工具の刃先をR=10μmから20μmに約100秒でホーニング処理

GFM社 GFM社製非接触工具刃先R測定機MikroCAD Premium
管理された刃先形状が摩耗やチッピングを抑制し、工具寿命を安定化
GFM社製非接触工具刃先R測定機MikroCAD Premium

工具刃先Rの繰り返し精度1μm以下、測定時間30秒の短時間で測定します。多くの工具メーカーの刃先測定の基準機です。

GFM社製非接触工具刃先R測定機MikroCAD Premium

マール社 マール社製光学傾斜式高精度測定機ACCURE250
ホブ、タップの高精度測定に広く採用
マール社製光学傾斜式高精度測定機ACCURE250

CCDカメラとバックライトがリード角±15度に対応し、ホブ、タップの測定に最適です。ホブはインボリュート及びノンインボリュートモジュールM=0.055~径200mmまで対応し、φ1.4~70mmに対応し、傾斜しながらのレリーフの測定が可能です。

マール社製光学傾斜式高精度測定機ACCURE250

マール社製光学傾斜式高精度測定機ACCURE250

キルナー社 キルナー社製CCDカメラ搭載砥石成形盤K43C
工具製造の安定は砥石成形がもたらします!
切削工具を製造するのは砥石であり、その形状管理の重要性は高まっています。出展機のCCDカメラ搭載型砥石成形盤K43Cは、モニター倍率110倍、R0.04までの微小Rに対応しており、振動を抑制した高剛性GC砥石の切り込みスライドを搭載しています。
砥石成形にテーマがある方はお立ち寄りください。

キルナー社製CCDカメラ搭載砥石成形盤K43C

IBS社 IBS社製小型タービンブレード研削盤SPE
タービンブレード仕上げの自動化を実現
IBS社製小型タービンブレード研削盤SPE

これまで小型タービンブレードの磨き処理は手仕上げで行われていました。
SPEは背腹、エッジを含め自動磨きし、70~90%の処理時間短縮が可能です。


IBS社製小型タービンブレード研削盤SPE

シャブリン社 シャブリン社製振れ調整システムSRS
旋盤メーカー、工具研削盤メーカー必見!
コレットの振れ精度を2μm以下の簡単調整をご覧いただけます。
シャブリン社製振れ調整システムSRS

簡単にコレットアダプターの同芯度を調整し、振れを抑制します。
工具研削盤、対向型2スピンドル式旋盤の高精度加工に適しています。


SRSシステムの効果

サンインツルメント社 サンインツルメント社製ファイバーYSレーザーマーカー
10万時間の長寿命レーザーによる高速ファインマーカー
サンインツルメント社製ファイバーYSレーザーマーカー

ガルバノスキャナーによる高速マーキングを実現し、要素部品の集積化による省スペース設計です。

スコテック社 スコテック社製減圧CVDコーティング炉SCTシリーズ(パネル出展)
減圧CVD炉でTiAlNを実現!国内外の主要インサート工具大手が導入
スコテック社製減圧CVDコーティング炉SCTシリーズ

中温度域コーティングの拡張性
アンモニアを利用し、コーティング温度を下げることで基板の靭性に効果があるとともに、TiAlN、TiAlCNのコーティングの可能性を提供します。

メーゲレ社 タービンブレード関連商品(サンプル、パネル出展)
スイス・メーゲレ社製研削盤
タービンブレードの根部の研削
スイス・メーゲレ社製研削盤:
日本では研削というと最終仕上げの利用が多い中で、メーゲレ機は高付加価値部品の高速量産加工機としてタービンブレード業界に数多くの実績を残しています。

スイス・メーゲレ社製研削盤


- 航空機用タービンブレード根部の加工例
耐熱合金、鍛造ブランク、取り代5mm、ブレードルート部の加工において4枚の砥石を自動交換し、割出し装置を利用して15の工程をワンクランプでルート部を全加工します。砥石交換を含めた15のプロセスの全加工時間は20分以下です。

航空機用タービンブレード根部の加工例

航空機用タービンブレード根部の加工例

航空機用タービンブレード根部の加工例

航空機用タービンブレード根部の加工例

ハミュール社 タービンブレード関連商品(サンプル、パネル出展)
ハミュール社製タービンブレード複合加工機HSTMシリーズ
ブレードの加工中に発生する歪みを逃がし、加工時間を短縮します。

ハミュール社製タービンブレード複合加工機HSTMシリーズ

欧州大手発電メーカーと共同開発されたハミュール機は、ユーザーの声に応え、販売実績を伸ばしています。


加工時間の短縮
粗加工例
■粗加工例:
特許取得の効率的な粗加工と高出力ミーリングスピンドルが加工時間の7割を占めるといわれる粗加工の時間を大幅に短縮します。
発電用ブレード材料X22CrMoV121:
ap=3.5mm、vf=4m/min、 vc=270m/min、d=63mm、n=1.414rpm
航空機用材料 チタン:
ap=2mm、vf= 2m/min、vc=60m/min、 d=40mm、 n=800rpm

工具コストの削減
■CO2ガス冷却
CO2ガスによって-71℃に冷却された工具の寿命は、高出力エマルジョンチタン加工と比較し5倍上回り、ミスト(MQL)発電ブレード加工では60%向上したという実績があります。工具寿命の改善は、高い送りを可能とし、これまでより加工時間を20~30%短縮します。

工具コストの削減

■西3ホール出展機器のご紹介(ブース番号 W3043)
各種測定機器・検査機器を実演展示致します。普段は日本にない機器も多く、それらを実機で体験できる非常に貴重な機会です。
ブース内の間仕切りエリアにて個別デモンストレーションを承っておりますので、ぜひ測定サンプルをお持ちの上、お気軽にご来場ください。

QVI社 OGP/QVI社製 非接触全自動3次元測定機シリーズ

非接触全自動3次元測定機
Smart Scope Zip250E (レーザ式検出センサDRS500、接触式検出センサTouch Probe搭載)

― QVI社ベストセラー機をオプションフル装備で実演 ―
マウス操作中心で直感的にプログラム作成ができるシンプルな操作性が特徴です。
また、自動機ながらもXY微動送りノブを搭載しておりますので工具顕微鏡のようなマニュアル測定を行うこともでき、マニュアル・セミオート・フルオート測定を用途に合わせて自由に切り替えることが可能です。

QVI社ベストセラー機をオプションフル装備で実演

非接触全自動3次元測定機
Smart Scope Zip250E Advance (低接触圧式検出センサFeather Probe搭載)

― 大好評機種Zip250の強化モデル ―
ベストセラー機ZIP250の強化モデルです。XY各軸駆動系に0.05μmスケールを搭載したほか、X軸はダブルスケール方式を採用しており、より高精密な測定に寄与します。
また、今回はTouch Probeよりも低接触圧(1mg以下)の極小プローブであるFeather Probe(フェザープローブ)を搭載いたします。
これにより微細な製品・材質が繊細な製品などの測定に高い効果を発揮します。

大好評機種Zip250の強化モデル

非接触全自動3次元測定機
Smart Scope Zip450 (ロータリインデックス、DRS300、Touch Probe搭載)

― 自動車部品等大型アプリケーションに対する複合測定 ―
広範囲の測定が可能であると同時に、開発段階から「マルチセンサ測定」(画像・レーザ・タッチプローブ等複数のセンサを併用した複合測定)を想定したグラナイト定盤を採用しており、ステージ剛性・耐振性が飛躍的に強化されています。
大型アプリケーションのマルチセンサ測定や小型パーツの連続測定に最適です。
また、ロータリインデックスにより製品を回転させながら測定を行うことが可能です。

自動車部品等大型アプリケーションに対する複合測定

非接触全自動3次元測定機
Smart Scope Zip Lite 250E

― Zipシリーズのコストパフォーマンスモデル ―
ベストセラー機Zipシリーズと同じ光学系・機能を搭載しながら価格を抑えたコストパフォーマンスが高いモデルです。
更に、ベンチトップモデルでありながらグラナイト定盤を採用し、ステージ剛性・耐振性が強化されています。低価格・省スペース・高剛性を贅沢に凝縮したモデルです。

Zipシリーズのコストパフォーマンスモデル

非接触全自動3次元測定機
Smart Scope Vantage250 (Telestar TTL レーザ、Touch Probe搭載)

― 驚異の追従性能を誇るTTL-Laserによる高精度3D測定 ―
高精度、高速、マルチセンサ測定に特化した、Smart Scopeシリーズのハイエンドモデルです。Z軸構造の大幅見直しにより更に剛性が強化され、DRSレーザやTouch Probeなどを併用した複合測定の安定性には定評があります。
また、本機が搭載する最新オプション「Telestar TTLレーザ」は高い追従性を誇り垂直入射方式の為、遮蔽にも強く、従来のレーザユニットよりも更に広範囲のアプリケーションの精密・高速レーザ測定を得意としています。

驚異の追従性能を誇るTTL-Laserによる高精度3D測定

非接触全自動3次元測定機
Smart Scope CNC500 (TTLレーザ、Touch Probe搭載)

― 大型アプリケーション向けコストパフォーマンスモデル ―
高精度・低コスト・省スペースに特化しており、大型ワークのマルチセンサ測定を低コストで実現するコストパフォーマンスモデルです。本体各所にグラナイトを採用したほか、Z軸を門型化することで高剛性・耐振性・省スペースを兼ね備えています。
また、全ての照明にLED光源を採用したほか、任意の照射角度・光量を指定できる「スマートリングライト」を標準搭載しており、樹脂成型品の測定などに高い効果を発揮します。

大型アプリケーション向けコストパフォーマンスモデル

万能輪郭投影機
Focus 375 Advance (自動測定ソフトウェア「E-Check」、形状演算ユニット「Q-Check」搭載)

― 高輝度スクリーンと内蔵エッジセンサによる快適な操作性 ―
光源からダイレクトにワークへ投影される水平投影方式歯、工具など側面方向の測定に最適です。光源にLEDを採用し、明るい場所でも画像が鮮明に映る高輝度スクリーンとなっています。
完全内蔵式エッジセンサにより、目視による誤差を防ぎます。更にジョイスティックによるモータ駆動と手動ノブによる微動送り両方が使用でき、状況に合わせて使い分けながらより正確なエッジ検出を行うことが可能です。

高輝度スクリーンと内蔵エッジセンサによる快適な操作性

ステージレス自動測定機
SNAP

― ワークを置いてスタートボタンを押すだけのシリーズ最速測定機 ―
従来の測定機と異なり、視野内に置かれたワークは位置や回転方向を気にすること無く機械が自動認識する新機能を搭載しています。その為、ワークを置いてスタートボタンを押すだけで測定は完了し、生産現場での測定効率UPに大きく貢献します。
また、テレセントリック光学系を採用しており、高倍率では焦点深度約4.8mmまで高精度測定ができ、低倍率では厚さ最大約38mmの部品を測定することが可能です。

ワークを置いてスタートボタンを押すだけのシリーズ最速測定機

また、以下の機器を、東京ビッグサイト 東ホール(ブース番号 E6001)に出展致します。


非接触全自動3次元測定機
Smart Scope FLASH200

― 門型省スペース構造のコストパフォーマンスモデル ―
高精度・低コスト・省スペースに特化したモデルです。本機はZ軸を門型化することで高い剛性と省スペース設計の両立を実現し、従来のベンチトップシステムが苦手とした高さのあるワークにも対応可能となりました。
また、全ての照明にLED光源を採用したほか、任意の照射角度・光量を指定できる「スマートリングライト」を標準搭載しており、樹脂成型品の測定などに高い効果を発揮します。

門型省スペース構造のコストパフォーマンスモデル

万能輪郭投影機
QL-20

― 高輝度・高耐荷重の信頼ある本体と高性能エッジセンサによる快適な操作性 ―
(自動測定ソフトウェア「E-Check」、形状演算ユニット「Q-Check」搭載)
QVI社の横型万能投影機シリーズの代表モデルです。ステージの正面から光を投射する横型構造のため、重量のあるワークにも対応可能(最大対荷重250㎏)です。光源にLEDを採用しており、明るい場所でも画像が鮮明に映る高輝度スクリーンとなっています。
また、完全内蔵式エッジセンサを搭載しており、目視による誤差を解消し、より正確なエッジ検出を行うことが可能です。

高輝度・高耐荷重の信頼ある本体と高性能エッジセンサによる快適な操作性

シェイク社 シェイク社製卓上型X線CTスキャナ
高速・高精細・省スペースを兼ね備えたX線CTスキャナ
卓上型X線CTスキャナ
SHR CT-50
卓上型なので設置場所を選ばずに、社内での非破壊検査やリバースエンジニアリングが可能です。
また従来の工業用CTでは透過してしまいがちだった薄肉の樹脂部品などでも、驚くほど綺麗にスキャンができます。およそ10分程でスキャンから3Dモデル構築まで実行するので、解析スピードの向上にもつながります。
比較的シンプルな構成なので、初めてCTスキャナを導入する方にもおすすめです。

高速・高精細・省スペースを兼ね備えたX線CTスキャナ

機械加工豆知識
~ 高速ネジ加工 ~ ネジミーリング加工とは

前回ポリゴン加工(多角創成)を紹介させて頂きました。
これと類似した動きでネジを加工出来ます。しかもネジ山の高さのみ切り込めばネジが出来ます。この方法であれば、オーソドックスな切り工具、インサートを使った、ネジチェージングの数分の1の時間でネジの加工が出来ます。

ポリゴン加工のイメージを次の様に発展させると、
1) 工具刃数を多くする、すなわち多角形の角数をどんどん大きくすると無限に、被削材(ワーク)は丸に近付く。例えば130角形。
2) 多刃工具にネジ溝を作る。ピッチは加工したいネジに合わせ、工具のネジ山形状は製作したいネジと逆形状とする。
3) この状態で主軸(ワーク)と工具の回転比を1:1に設定し、切り込む。
4) この時ネジの長さは工具の幅で決まる。

この様子をモデルで紹介致します。
左側の回転体が主軸(ワーク)、右側がネジミーリング工具です。


映像は約30秒

ネジミーリング加工の長所
1) 高速である。大量生産に向いている。
2) ネジに対し切り込み方向のみの工具の動きであるから、ワークのつばギリギリまでネジを切ることが出来る。

ネジミーリング加工の欠点
1) 黄銅のような加工し易い材質に限られる。
2) 工具をネジのピッチに合わせて製作する必要がある。工具材質は超鋼が多い。

ドイツ・インデックス社の自動盤では大量生産の部品によく採用します。
参考にインデックス社がどんな機械を製造しているかは次のアドレスで見ることが出来ます。
http://www.ykt.co.jp/products/index/index.shtml

次の写真は実際の加工状態の写真です。丸棒からポリゴン加工で6角を、またネジミーリングでネジを加工しています。

実際の加工の状態です。写真の機械はインデックスABC型です。

六角部ぎりぎりまでネジ加工が可能。よく観察しないとネジミーリング加工とは思えない。

余談:
ネジは多角形、すなわち工具の刃数が130枚であれば、130角形と言えます。
実際に使用するネジとしては十分です。そして多くの部品に、この加工方法が採用されています。
実際加工されたネジは良く見ないと多角形が視認出来ないくらいです。
■ユーザー様ご紹介
株式会社ウノコーポレーション ルーツは機械工具商
株式会社ウノコーポレーション 様(福井県越前市)
ルーツは機械工具商
ウノコーポレーションは福井県越前市に建設用ボルトと機械工具を取り扱う機械工具商として、先代宇野社長により創業されました。2代目現宇野社長が新規開拓に取り組み、武生松下電器への口座開設による取引開始とともに、会社は軌道に乗っていきます。福井市で取引先を増やし、やがて福井市から隣の鯖江にビジネスが拡大していきました。
眼鏡のチタンフレーム用メタルソーが会社を拡大
鯖江は日本有数の眼鏡産業の地として知られていました。当時、眼鏡フレームの軽量化にチタンフレームが注目されていましたが、チタンフレーム加工用のメタルソーがなく、宇野社長はメタルソーの開発に尽力し切削工具の製造事業を順調に拡大します。

眼鏡のチタンフレーム用メタルソーが会社を拡大

工具商社からメーカーへ転身
バブル崩壊による深刻な不況を迎え、工具商を中心にした業態に危機感を抱きます。越前市家久町にテクニカルセンターを設置し複合加工機を導入します。当時としては旋盤とマシニング加工が出来る画期的な機械でした。ここで、大手の試作加工を代行し切削条件を付けて、切削工具を販売していったのです。
ウノコーポレーションのスタート
1996年に会社名を株式会社ウノコーポレーションと改め、切削工具の製造販売を全国展開しました。当初はメタルソーの販売に限られていましたが、エンドミル、ドリル、リーマーなど様々な工具の問い合わせが増え、1998年、国産工具研削盤を導入します。1999年には海外製CNC工具研削盤を設置し、複合工具の研究に臨み、多品種小ロット工具に対応した工具の開発販売に着手しました。

ウノコーポレーションのスタート

付加価値の高い精密工具をロロマティックで量産自動加工
2001年ITバブル崩壊による深刻な不況がやって来ました。ユーザーの海外シフトが増える中、2003年に上海に会社を設立し中国市場へ進出しました。2005年になると、小径工具の量産加工の研究開発用にスイス製のロロマティック社製工具研削盤を導入し、中国の安い人件費に対抗する為、24時間稼動の無人化工場への挑戦が始まりました。2010年に量産技術がようやく確立し、同年複数台のロロマティックを導入しました。

付加価値の高い精密工具をロロマティックで量産自動加工

今後の展望
中国製、台湾製の低価格工具との差別化を図り、イニシャルコストより、ランニングコストを下げる提案型営業で市場を刺激しています。これは、戦後の高度成長を支えた優れた生産技術を持つ団塊の世代の退職の穴を埋める役割を担っています。
株式会社ウノコーポレーション 宇野社長

~ ロボット産業向けに適した切削工具を開発したい ~
ものづくりへの熱い意気込みを語った宇野社長

今後は航空機産業、原子力産業、医療技術など、新産業が大きく伸びてくると思われます。とりわけ宇野社長は精密部品とエレクトロニクスの集合体のメカトロニクスであるロボットに注目しています。産業用ロボットで世界シェア70%を誇る日本において、ロボット産業向けに適した切削工具を開発して行くことが会社の使命であると考えています。

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