YKT株式会社

YKTかわら版

YKTかわら版
ホームページリニューアル

当社ホームページを更新しました。大幅にアップデートされた取り扱い製品を工具製造、金型製造、部品製造、タービンブレード製造、品質管理、電子基板実装、半導体実装・液晶ボンダーの目的別に分類し、分かりやすいシンプルな内容にしました。
また、機械の動作、用途などをよりご理解いただくために動画情報も増やしました。ご要望の多い東南アジアサポートについても、海外支援体制のカテゴリをつくりました。
当ページ、上部メニューよりご覧いただけますので、是非クリックしてみてください。
■新製品情報
エイテックテクトロン社 エイテックテクトロン社
次世代のフラックスレス真空リフローはんだ付けシステムのご紹介
今月はフラックスを使用しない鉛フリーはんだ付け「フラックスレス真空リフロー装置」をご紹介します。酸化還元効果のある水素やギ酸を用いた当技術はフラックスを省くことでコストを削減し、環境配慮を推進しながら、はんだ付けの品質を安定させます。
フラックスレス真空リフロー装置
左: 水素ガスタイプ RHV12M-212-WD-RLF
右: ギ酸ガスタイプ RFV12M-212-WD-RLF

特長
 ・フラックスレスによる有機溶剤を利用した洗浄工程を省くことにより、環境配慮、
       CO2の排出量削減の効果があります。
 ・後工程洗浄を不要にすることで、コスト削減や省スペース化に貢献します。
 ・フラックスレスは活性剤による腐食、ボイドの原因排除の可能性を高め、
       はんだ付けの品質を安定させます。

■新製品情報
サイクロス社 サイクロス社
アルミ部品のアルマイト処理に新しい提案
アルマイト処理の内製化、後工程の簡素化を推し進めます。
アルマイト処理装置

活性金属であるアルミニウムは大気中でもナノレベルの酸化アルミニウム膜を生成し、これがアルミニウムを保護し、腐食しにくい材料としています。アルミニウム部品の耐食性や耐摩耗性を向上させるために、人工的に酸化アルミニウムを厚膜にするのが、電気化学的に酸化させる陽極酸化処理(アルマイト処理)です。
高級ブランドのリップスティックにはアルミニウム部品が利用され、アルマイト処理が施されます。厳しい人の目の感覚でも違和感ないように、酸化アルミニウム膜を均一に生成させる必要性から新しい特許技術が生まれました。スイス サイクロス社製はこの特許工法を利用し、酸化膜を均一、厳密な膜厚管理を可能としました。既存の方法では不均一な膜厚により、酸化膜を50ミクロンと厚膜にし、後工程の研磨で10ミクロンまで薄膜にするのが一般的でした。サイクロス社のシステムでは均一性にすぐれる膜厚であるため、最初から膜厚10ミクロンを狙うことができます。後工程の簡素化を提案します。
アルミ部品
アルミ部品
硬質アルマイト処理後
硬質アルマイト処理後

■製品ニュース
ロロマティック社 ロロマティック社
ロロマティックアプリケーション
CNC工具研削盤GrindSmartNano5はバーツール製造に特化した機能を搭載し、CNC5軸構造の機械設計にすることで、機械の価格を下げながら加工時間の短縮を実現しています。今回はドリルの加工例です。

ロロマティックアプリケーション
ドリル:φ1.2mm
加工時間:3分
シャンク径:φ2.35mm
材質:超硬
機械タイプ:Nano5
ロロマティックアプリケーション

■OGP耳寄り情報
QVI社 使いやすさと汎用性を兼ね備えたベストセラー
~Smart Scope ZIP(ジップ)シリーズ~
Smart Scope ZIPシリーズにスポットをあててご紹介します。
ZIPは使いやすさ、精度、マルチセンサーシステム(画像測定・接触測定・レーザー測定を1台でこなす!)など、寸法測定において欲しい機能をコンパクトな1台にぎゅっと凝縮(ZIP)しており、1997年のリリース当時から不動の人気を誇るSmart Scopeシリーズのベストセラーです。今回はマルチセンサーに対応した高い拡張性と汎用性をご紹介いたします。

マルチセンサーシステムに対応
レーザ、タッチプローブ、デュアルロータリをはじめとした各種センサ(http://www.smartscope.jp)を搭載可能です。
カメラによる非接触測定、レーザによる表面スキャン形状測定、タッチプローブによる接触測定などをボタンひとつで自由に切り替えながら測定を行うことができます。


メリット
例えば検査内容が多岐に渡るため複数の測定機を使い分けなければならないという場合、上記のような様々なセンサをコンパクトな1台に集約することができるので、

・測定作業時間、段取り替え時間の短縮
・オペレータの機械習熟度の向上→測定効率・測定精度の向上
    (設備を1台に集約することで、オペレータが集中して取り組むことが可能)
・複数の設備を導入するコストを大幅に削減
・設備の省スペース化

など、多くの面において効果をもたらします。

Smart Scope ZIP
■ISO推進情報
YKT 当社取扱い商品 環境配慮への取り組み

当社はISO14001(環境マネジメントシステム)を取得し、地球環境問題を重要課題と認識し、常に環境に配慮した企業活動を心がけております。また、国内外の最新鋭機器と技術サポートを提供する専門商社としてメーカーと一体となり、これら機械が環境に与え得る影響を削減していくことを推進しています。

世界最大の旋盤メーカー ドイツ インデックス社製旋盤(http://www.ykt.co.jp/products/index/index.shtml)
ECO制御からECOセットアップまで、省エネに取り組む一貫したECOコンセプトを構築しています。

[ECO fluid 制御式ポンプの採用]
該当機器: MSシリーズ
ポンプの速度を連続自動調整し、使用する潤滑剤を最小限に抑制しています。
消費電力最大4300Wを1/2省エネ
ECO fluid 制御式ポンプ
[ECO desingの採用]
該当機器: トラウプ(インデックスグループ)社製TNLシリーズ
加工エリアのコンパクト化を実現しサイクルタイムを最大20%短縮しています。
(当社実績: 加工時間6分⇒4.8分に短縮)
砥石成形機メーカー ドイツ キルナー社(http://www.ykt.co.jp/products/kirner/index.shtml)
機械仕様を見直した新モデルをリリースしました。消耗品であるハロゲンライトの定期交換も不要になり、
より使いやすくなりました。

[電源容量を削減]
該当機器: K43C
2011年度の旧モデル(12V/100Wハロゲンライト方式) 5.0kW(MAX)
2012年度の新モデル(CCDカメラ/TFTモニター方式) 4.3kW(MAX)
ECO fluid 制御式ポンプ
■展示会情報
2013年5月29日(水)~31日(金)
微細・精密加工技術展2013&表面改質展2013のご案内
展示会名 : 微細・精密加工技術展2013&表面改質展2013
期間 : 2013年5月29日(水)~31日(金)
会場 : インテックス大阪
YKTブース : 3号館 M-40

微細加工と表面処理のテーマが明確な専門見本市に出展いたします。当社は長尺ワーク高精度加工の代名詞ロロマティック社製CNC円筒研削盤NP5、マルチセンサー搭載による高い汎用性を実現したOGP/QVI社製非接触三次元測定機、コーティングの内製化に多く選択されているプラティットPVDアークコーティングサンプルを展示します。お越しの際はお立ち寄りくださいませ。


微細・精密加工技術展2013&表面改質展2013のご案内
こぼれ話
初めての海外出張 ~ ドイツ語の試練 ~

はるか40年も前のことだが、入社して初めて、もちろん生まれて初めての海外出張は、イギリスとドイツの工作機械メーカーだった。 最初に訪れたイギリスからドイツ・ハンブルク市に移動したのは12月31日の夜であった。 2-3日後、南ドイツの工業都市スツッツガルト市近郊、オーバーエスリンゲン村に移動し、3か月の実習が始まった。 ここにはインデックス社という大きな機械メーカーがあり、カム式自動盤の調整、カム設計、プログラムコントロール式自動盤など実習した。

工場現場は無論ドイツ語、南ドイツ独特の方言が現場では標準語。 私の持参した豆単(当時はこう呼んだ)辞書に出ている訳もない。 北ドイツの人はこのドイツ語を結構馬鹿にしていた、いや今も馬鹿にしている、と思う。

工場現場の人たちは親切にも、この第二ドイツ語をからかい半分よく説明してくれ、こちらも調子に乗って、第二ドイツ語をメモし始めた。 が、ある日行きつけの定食屋でこのメモを読んでいると、常連客の老人にたしなめられた。 「ちゃんとしたドイツ語を勉強しろ」。 この一言で、第二ドイツ語単語帳のメモはストップした。

ドイツ語は短い単語を連結して新しい意味を形成するのが大きな特徴である。

このことで忘れられない誤解をした。 現場に入って数日した頃に、営業担当の方が、年配の紳士を連れてきた。 この紳士が工場を案内するとのこと。 機械加工、焼き入れ、研削、検査、組み立て、養成工学校、開発設計、等々。 彼の名刺には、geschaeftsfuehrer (ゲシェフツ・フューラー)とタイトルが書かれており、ゲシェフツは会社、フューラーはガイドであるから、工場案内人だと思っていた。 大きな会社になると専門に工場案内をする人までいるんだ、と感心した。 しかし彼が社長であることを知ったのは実習も終盤、そろそろ帰国する頃であった。 ゲシェフツ・フューラには工場案内人の意味はない。 正しい意味は経営者である。 会社をガイドする人、即ち社長と、言うことです。

工場現場の親切な第二ドイツ語教師たちよ、あなた方は、その後この若き日本人が、いかに爆笑と赤面の状況を経験したか、ご存じあるまいなー。

s.m.

こぼれ話

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