YKT株式会社

YKTかわら版

YKTかわら版
■お知らせ
お知らせ
本社新社屋竣工のお知らせ
かねてより本社社屋立替工事を行っておりましたが、10月30日(金)に竣工いたしました。
社屋は地上7階建て、1階は店舗、4階~7階はスタートアップ企業向けオフィスとして運用いたします。
12月14日(月)より新社屋での業務を開始いたしました。
電話番号・FAX番号は変更ありません。引き続きよろしくお願いいたします。
住所:
〒151-8567
東京都渋谷区代々木5-7-5 YKTビル
TEL 03-3467-1251(代表)
FAX 03-3485-7990
最寄り駅:
小田急線 代々木八幡駅北口徒歩1分
またはメトロ千代田線代々木公園駅八幡口徒歩3分

■QVI耳寄り情報
OGP/QVI社
75周年のプレスリリースを掲載
一部抜粋:
75年前当時、測定は専らユーザー自身の判断で顕微鏡と投影機に依存するほかありませんでした。1945年万能投影機の製造を開始。これに採用された自動エッジ検出機能は、1956年に初期の電気光学画像センシングシステム“Projection"としてリリースされました。1980年、発展の一段階を飾る画期的な製品、コンピュータ制御自動ビデオ測定システム“Vidicom Qualifier"を市場へ展開。1986年より、レーザとタッチプローブ搭載のマルチセンサ測定“IQ-2000"の開発に他に先駆けて着手し、非常に高い倍率をもつ今日の技術へと続きます。
世界各国で作られている消費者向けの製品に採用されている部品の多くがOGPシステムで測定されていることを誇りに、この先も最先端光学技術のイノベータとして邁進し続けます。
今年YKTかわら版で反響のあったこぼれ話を集めてみました。2011年8月初版から長かったようで早9年、おかげさまで2020年最後のかわら版114号を迎えることができました。今年は新型コロナウイルスに振り回されましたが、かわら版の一年を振り返るとともに、来年は皆様にとって良い一年になりますように。
こぼれ話
~ 106号「このような事態では有効」 ~
中国に出向している私は、毎年旧正月の休みに合わせて日本に一時帰国しています。今年も、新型コロナウイルスが騒がれ始めた旧正月の1月末に、日本に一時帰国しました。ところが、その後、ウイルスの影響で中国へ戻ることが困難になり、日本に2カ月間滞在することになりました。
中国の新型コロナウイルスが収束してきた頃を見計らって、就労ビザの更新で、中国に戻ることになりました。
成田空港に到着すると、あまりの静けさに驚きました。なんとフライトは約9割がキャンセルの状態です。

航空会社の窓口でチェックインをすると、検温されました。こういう時に限ってと少し心配しましたが、平熱でホッと一安心。手荷物検査、出国審査も待つことなくスムーズに抜け、飛行機に搭乗しました。ほとんどの乗客は中国人で、中にはゴーグル、防護服と完全武装した乗客もいて、日本人より危機感を持っているなぁと感心しました。
中国の空港に到着すると、問診があり、過去14日間の滞在場所、家族の状況、味覚の変化を感じたか聞かれました。中国でも味覚変化は、感染しているかどうかの1つの指標になっているようです。
入国審査、荷物の受け取りを済ませ、2時間後にようやく到着ロビーにでることができました。さらに、PCR検査を受けるための手続きを2時間かけ行い、専用バスに乗りこみました。日本では、電車の窓が遠慮気味に少し空けてありますが、こちらは窓が全面解放状態で、とても寒いですが、換気が徹底していました。
2時間ほど移動し、PCR検査用ホテルに到着。鼻の中と喉の粘液を採取され、検査結果が出るまでの約8時間ホテルで宿泊しました。通された部屋には、タオルがなく、シャワーを浴びることができませんでしたが、宿泊代の支払いは不要でした。検査をする代わりにホテル代を負担させない点は、しっかりしています。当たり前のことかもしれませんが、感心しました。
翌朝呼ばれるままバスに乗り何の説明もなく出発。一人一人、自宅に送り届けていることがわかり安堵感一杯。どうやら私は陰性だったようです。自宅が近くなってきたと思ったら、スマートフォンの中国版メッセージアプリのWeChatにメッセージが届きました。担当の監視官と思われる方から、パスポート番号、飛行機の座席番号の回答を求める内容でした。
自宅マンションの入り口に到着すると、検温し、入退記録書に記入を求められました。その後、監視員が部屋の玄関までぴったりと同行する徹底ぶり。
通常ドア・ツードア8時間のところ、30時間かかる長い移動でした。見慣れたマンションに戻り、一息ついていると、呼び鈴がなりました。
なんだろうと玄関のドアを開けると、監視員が2人立っていました。監視員から書類を手渡され、自宅待機の誓約書に署名を求められました。無許可の外出はRMB200(約3000円)の罰金、悪質な場合RMB500(約7500円)の罰金と最大10日の拘留があるようです。さらに午前と午後に検温しWechatで監視官に連絡する必要があります。体温計を渡されましたが、クラシックな水銀式で思わず中国に帰ってきたことを実感。
翌日、再び、呼び鈴がなるので、玄関にいくと防護服を着た方が2名おり、ごみを回収してくれました。
基本的に人の性は悪であるという性悪説のもと、懐疑心をもち、疑って信用しないという前提で監視・管理システムができていると感じました。新型コロナウイルスの感染予防をするには、ここまで徹底できると効果がありそうです。
都合が良いですが、このような事態では有効だと思うのでした。
こぼれ話
~ 104号「スイスのハンバーガーMサイズ」 ~
スイスに出張したときのことです。夕食を簡単に済まそうと駅のハンバーガーショップに入ることにしました。この店はグローバルファストフードチェーンですが、ご当地メニューがあります。日本では見たことがないThe FarmerのMサイズメニューを頼みました。The Farmerは肉厚のハンバーグにチーズが挟まれボリューム感あり、農家でもお腹一杯といったところでしょうか。The FarmerのMサイズのメニューは、CHF17.2。円に換算すると2千円。日本ではMサイズのメニューで800~1000円の感覚ですので、物価が2倍高い印象です。翌日訪問したスイスの取引先で4人の子供がいるお母さんと立ち話をしました。「あそこにいくと、いつもCHF100(約12,000円)は払うわね」とのこと。こんな物価のスイスで作られる機械が高価なのは仕方ないと思うのでした。

こぼれ話
~ 108号「台湾の便利なマスクアプリ」 ~
台湾で勤務している私は、今回の新型コロナウイルスの感染が始まった1月末から、台湾に留まっています。
こちらは、早期の入国制限や政府の様々な対策により、新型コロナウイルスの感染拡大を上手に抑え込んでいます。中国との往来が非常に多いにも関わらず、6月10日時点で域内新規感染者数ゼロを59日間も続けており、対策が高く評価されています。今のところ人々の生活はほぼ正常に戻っており、新型コロナウイルスと上手く共生できていると感じます。今回は台湾政府が実施した多くの対策の内、ユニークなマスク対策について紹介します。
まず、1月21日に、台湾で最初の感染者が確認されると、24日からN95マスクは全面輸出禁止となりました。市場でもマスク不足が深刻になり始めたため、政府は台湾製マスクを全て一括買い上げし、医療機関及び一般消費者へ適正に振り分けると共に1月28日より一度に購入できる枚数を上限3枚にしました。
それでもマスク不足が解消しなかったため、2月6日より健康保険証のICチップを利用した実名制を導入。その段階で1人あたり1週間2枚に制限。その1ヶ月後の3月5日に1週間3枚に変更されました。枚数制限があっても薬局の前には長い行列ができ、購入は楽ではありませんでした。
そこで登場するのが天才プログラマーのIT担当大臣オードリー・タン氏(唐鳳)です。タン氏が最初に取り組んだのは、マスクの在庫がどの薬局に何枚あるかをマップ上に表示するアプリの開発です。これにはマスク実名制購入システムが利用されています。この結果、どの薬局へ行けばマスクが買えるのかが一目で分かるようになり、薬局ごとのマスク在庫の偏りも解消しました。次にタン氏は、ネット及びスマホアプリでの予約・決済システムを開発しました。このシステムにより、薬局に並ぶ必要は無くなりました。受け取りは最寄りのコンビニでOKです。(写真はそのアプリ画面)

4月1日からは、購入枚数の上限が2週間9枚に変更され、その頃にはマスク不足への市民の不安は解消していました。
マスク不足解消の目途が立ったため、台湾政府は海外へのマスク寄贈を積極的に始めます。日本にも200万枚が寄贈されました。
更にユニークなのは、個人のマスク毎週割り当て分の内、過去に遡って受け取っていない分を海外へ寄付できるようにしたことです。この寄付に個人負担は伴いません。手続きも先ほどのアプリのTaiwan Can Helpからボタン一つです。
4月22日からはアプリさえ必要なくなりました。コンビニにある汎用端末でマスク予約が簡単にできます。
迅速な対策、そしてITを駆使して感染予防をした政策が功を奏した例だと思います。いまや防疫を指揮している衛生福利部メンバーは国民的ヒーローになりました。LINEスタンプもあるほどです。
台湾では6月1日から緊急事態が緩和され、マスク生活も慣れてきました。今のところ、新型コロナウイルスとの共生しながらも、感染者をうまく抑え込んでいます。
こぼれ話
~ 113号「抗原検査で私を助けてくれたもの」 ~
コロナ禍ですがドイツから日本に帰国することになりました。ドイツの最寄り空港シュトゥッガルトからオランダ アムステルダム空港経由で関西国際空港に移動しました。乗客数は座席数のわずか1/4程度の約100名で、家族連れやビジネス目的の方が多い印象を受けました。
離陸するとすぐに、ソーシャルディスタンスのため、空席に移動しても構いませんとアナウンスが入りました。関西国際空港が近づくと、入国検査用に2枚の用紙が配られました。空港に到着すると、長い廊下に並び、椅子に座り順番を待ちます。20名ほどのグループでシャトルに乗り、検査所に移動します。40分ほど待たされ、抗原検査の方法を教えてもらいます。
容器に所定の唾液を摂取しますが、なかなかの量が必要で大変です。そんな私を助けてくれたのは、検査室に貼ってあったレモンと梅干の写真でした。それを見ながら酸っぱい想像をし、耳の下、あごの下をマッサージして、なんとか唾液を摂取しました。

幸い40分後に陰性の結果がでました。陰性者はそこから、いつもどおりパスポートチェック、荷物の受け取りをします。監視されることなく、空港内を自由に歩けます。 厚生労働省のLineアカウント登録で、毎日健康状態の報告することが求められますが、携帯電話がない私の場合、地域の自治体とは電話とメールで連絡を取り合うことになりました。
日本到着後は、2週間ホテルで隔離されます。隔離用のホテルは、ホテル内コインランドリー等共有エリアは一切使用不可で、掃除、食事もありません。食事提供がないので、人通りが少なくなる夜に買い出しに出かけました。
アフターコロナも始まったばかりで、試行錯誤の状況で、海外への渡航はしばらく大変ですが、抗原検査では、レモン、梅干を想像するのがおすすめです。
こぼれ話
~ 109号「タイらしいアフターコロナの風景」 ~
新型コロナウイルス感染症の流行が確認されて以来、タイの路上に食品入れ収納棚(パントリー)を見かけるようになりました。生活に困窮する人々のために、食料品や日用品の寄付を入れる棚です。日本ではこのようなものは見かけませんが、タイの方は、仏教の影響から積極的に寄付や施しをします。日本の仏教は、北方を経由して伝わった大乗仏教。修行ではなく、教えを広めることを目的にしているため、出家や施しの意識が低いと言われています。一方、タイの仏教は、南方から伝わった上座部仏教。タイ国王は仏教寺院のトップで、国民のほとんどが仏教徒です。タイの上座部仏教では、善行を積み重ねることで(タンブン)、来世が幸せになると信じられています。収納棚の寄付や施しは、タンブンになり、徳を積む行為になります。
先日、久しぶりに合ったタイ人のマネージャーがスキンヘッドになっていました。反省でもしているのかと失礼なことを聞いてしまいましたが、出家していたとのことです。タイでは珍しいことではなく、従業員の出家休暇を会社が認めています。出家することもタンブンの1つだと言っていました。タンブンが少ないと、来世は獣になってしまうとのことで、必死にタンブンをしているようです。新型コロナウイルスで生まれた路上の収納棚には、受け取った方からの感謝のメッセージが残されています。国民で助けあう姿は、タイらしいアフターコロナの風景の1つです。

こぼれ話
~ 「キスして乗る」 ~
ドイツでは新型コロナウイルス感染症の情勢がやや落ち着き、結婚式等の催し物の実施が徐々に緩和されています。新型コロナウイルスにより、個人の衛生意識は確実に変わり、街中では友人と会った際にハグや握手をするのをぐっと我慢し、肘を当て合う光景も今は珍しくありません。
新型コロナウイルスが蔓延する前に、イタリア出張した時の事です。電車に乗る為に駅へ急いでいた私の目に留まったのは"Kiss and ride"の文字。
直訳すると、「キスして乗る」という意味になり、いろいろ想像してしまいます。
こんな公衆の場で右に曲がれば、一体何があるのかと好奇心が勝り、思わず確認しました。

そこには、何もなくただ乗降所しか無かった訳ですが、後で同行者の方より英語圏では"Kiss and ride"とは自動車等で家族などに公共交通機関へ送り迎えをしてもらう事を指すという事を教えてもらいました。送迎してもらった方にキスをしてから、公共交通機関に乗ることからこの言葉が生まれたそうです。
新型コロナウイルスによって、ドイツでもソーシャルディスタンスとしてスキンシップの姿がかわりました。ドイツに来た頃は、義務感にかられて、ほっぺにチュッチュチュするのに抵抗を感じていましたが、Kiss and rideのようなスキンシップの日常が戻れば良いなと思うのでした。
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