事業紹介

自動車

車に利用される金属や樹脂など、形のあるものには必ず工具が使われています。工具を作る機械、工具を頑丈にする膜をつける装置、作った工具を測る測定機があります。工具ができた後それを用いて、樹脂を作る型となる金属や金属部品を削る機械、形ができた金属をもっとしっかり仕上げる機械、表面を滑らかにし、金属同士がこすれても摩耗しないようにする装置、そして形ができた樹脂部品や金属部品を測るソフトウェアや装置。多くの設備が自動車産業を支えています。

よく使われる製品

車に組み込まれる
部品の形を速く作る

形をつくる金属部品の数が多いときに大活躍

ドイツ インデックス社
CNC多軸自動盤
ドイツ

YKTとの取引関係が約一世紀にも及ぶインデックス社の機械は、沢山の自動車部品を作ってきました。ものづくりには、単純な仕事をする機械を4台ほど並べて1つの難しい形の金属部品を多く作る方法と、1台の機械で複雑な形状の金属部品を作る方法があります。多彩な能力をもつインデックスの機械は、まさにこれ1台で車に組み込まれる部品を量産します。

部品を仕上げてエンジンの効率を高める

穴の中に小さな溝をつくって仕上げる

ドイツ デーゲン社
高速ホーニング盤
ドイツ

車のタイヤを動かす運動エネルギーは、エンジンの金属同士が作用しあうことで生まれます。金属と金属が動くときにお互いが抵抗し合い摩擦が生じます。摩擦は熱を発し、金属を摩耗させ、タイヤに伝わる運動エネルギーを奪います。そこで、約3種類の工具を使いコークスクリューの動作で、金属穴の側面に油がたまる溝を作ります。真っすぐ空いた穴でも溝に油を貯められるため、金属の摩擦を軽減することができます。通常3本のところ、僅か1本の工具で油溝をつくり、どの機械よりも速く、穴を仕上げられるのがデーゲンの機械です。

作ったものを詳しく調べる

作ろうとしたものと作ったものを簡単に比較できるソフト

ハンガリー コテム/キューブイアイ社
幾何公差判定ソフトウェア
ハンガリー

ものづくりは設計から始まります。設計通りにものができているか否かは調べてみないと分かりません。作ったものを検査する計測は、ものを作る製造と同じように大事なことです。計測することで、正しく設計通りにものができていることが分かります。依頼通りの製品であるか、頼んだものが正しく作られているか、仕事の依頼先、依頼主の双方でそれぞれ測定をすることも重要。ものづくりは国境を越えて広がっていますが、その常識は地域により異なります。コテムのソフトは、世界共通の認識で設計された製品が正確に仕上げられているかを評価する、先端テクノロジーなのです。

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