事業紹介

時計

高級機械式時計で有名なスイスには、時計産業を支える優れた機械が沢山あります。時間を正確に刻むには小さな部品を精密に形作る機械、しっかり思った通りにできているかを調べる測定機、形作られた金属を磨いて見た目をよくする機械などがあります。これらの機械や測定機はスイスだけでなく、日本の時計作りにも採用されています。

よく使われる製品

歯車があるから
運動エネルギーが伝わる

歯車を誰よりも正確に早く削る

スイス アフォルター社
マイクロホブ盤
スイス

円盤の形をした金属に、細かいのこぎりのような山があるのが歯車。エネルギーが作った運動を最終的な目的となる動作に伝えていくのが歯車です。歯車同士をかみ合わせ、一方を遅く回るようにするとその分だけ力を持つことができます。小さなエネルギーで大きな仕事をするには歯車が必要です。時計にも歯車が使われ、これらがかみ合うことで力が増していき、時刻を知らせる針を動かすことができます。歯車の山が多くあるほど静かに滑らかに回り、エネルギー効率が高くなりますが、この加工は難しくなります。スイス時計だけでなく、日本の時計に正確さを与える歯車にはアフォルターのマシンが使われています。

金属を輝かせる

金属の表面を職人のように仕上げる

スイス クルボアジェ社
プレフィニッシュ研削盤
スイス

金属を形にする方法として、溶かしてある形に流し込む、ハンマーのようなもので叩く、そして工具で削るといった方法があります。この加工にもうひと手間加えることで、輝きのある見た目のよい金属に生まれ変わります。これまで複雑な形をした金属を仕上げるには職人技が不可欠でした。クルボアジェの機械は、職人しか出来なかった仕事を、いろいろな工具と多くの関節を巧みに使うことで自動で仕上げていきます。スイスの高級時計、日本の時計の「見た目」を良くすることに役立っています。

作ったものが正確にできたか
簡単に調べる

いろんなセンサでどこでも測る

アメリカ オージーピー/キューブイアイ社
マルチセンサ三次元測定機
アメリカ

時計を始め様々な製品は複数の部品で構成されています。それらの部品は異なる工程で作られ、組立工場で最終製品へと仕上げられていきます。その一つ一つをそれぞれの段階で調べてみないと、最終的に組み上げた後問題なく動作できるか分かりません。測ることを担う測定機は作ったものが正しいと証明をするためのものなのです。オージーピーの測定機は色々なセンサを使いながらも操作性に優れ、難しい形や様々な材料の部品の計測において、日本の産業を支えています。

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