KawarabanYKTかわら版
YKTかわら版 第168号
Contents目次
ロロマティック ダイヤモンド工具フェムト秒レーザ加工機 LaserSmart 510femtoの事例紹介
径0.1~80mm、最長120mmの各種ダイヤモンド工具に対応します。フェムト秒レーザが、PCD、CBN、セラミックス、超硬に対して優れた面品位を実現し、かつ加工時間を短縮します。複雑なプロファイル形状においても、逃げ面加工で面粗さRa0.06 µmの加工が叶います。
オージーピー エントリーモデル測定機SmartScopeEシリーズのご紹介
Eシリーズは使い勝手の良さとコスト低減を両立させたエントリーモデルです。
高い実績を誇る従来機と同じ筐体を使用し、低価格モデルながらも従来機と同様の安定の位置決め精度を誇ります。
・光学系
新開発のIntelliCentric(インテリセントリック)光学系は6メガピクセルの高解像度カメラを搭載し、デジタルズームによって一瞬で倍率変更可能です。非常に鮮明な画像が特長で、マニュアル測定から半自動、全自動測定まで幅広く活躍します。
・測定ソフトウェア
測定ソフトウェアMeasure-Xは測定された形状が図形化され、測定個所の確認や編集、演算の指示が容易で、直感的な操作性が特長です。
従来の各種寸法測定を行うMeasure(測定モード)だけでなく、Compare(比較モード)機能も搭載しています。二次元CAD(DXF)をビデオ画面に重ね、プラスマイナスで色分けした公差の帯を表示させることもできます。
投影機のように使用することで、形状評価が難しい微小Rや自由形状などに対し、視覚的な合否判定が可能です。
Measure(測定モード)
Compare(比較モード)
卓上モデルのE7は弊社デモンストレーションセンターにデモ機を設置しています。
実機によるデモ及びWEBによる遠隔デモも可能です。
詳しくは下記お問い合わせ、もしくは担当営業までご連絡ください。
パナソニック コネクト JISSO PROTEC 2025出展ダイジェスト
2025年のJISSO PROTECにて、パナソニック コネクト社は電子部品実装の最前線を支える最新ソリューションを出展しました。ご来場いただけなかったお客様のために、展示内容の一部をご紹介します。
・NPM-GW:ハイエンド実装の新基準
NPMシリーズのフラッグシップモデル「NPM-GW」は、FC16ヘッドによる最高52,000CPH(±25µm)の高速・高精度実装と多様な供給部レイアウトでフレキシブルな生産に対応可能です。大型重量BGAやDIMMコネクターといった特殊部品にも対応しており、大型・重量基板の安定搬送も可能です。
・NPM-GP/L:スマート印刷ソリューション
新型の「NPM-GP/L」は、印刷工程のさらなる自動化を推進するモデルで、スリムマスクチェンジャーによる迅速な段取り替えと、基板下受けプレートの自動交換機能により、省力化を実現します。
・NPM-GH:ウエハー供給ユニット
将来的な製品化を目指し、「NPM-GH」にウエハー供給ユニットの参考出展を行いました。
主にリール、トレイ、スティックからの部品供給を行っていたNPMシリーズですが、半導体パッケージングやアドバンスト実装領域にも柔軟な対応を目指していきます。
・実装ラインの完全自動化を支える各種ソリューション
生産現場の自動化・省人化を実現する周辺機器群を展示しました。
-テープ屑回収ユニット (WX)
-ASF(自動段取りフィーダー)
-テープ供給ユニット
材料補充や廃棄物管理などの作業を最小化し、無人化ラインの実現を加速します。
・O&M(運用・保守支援)
運用・保守支援においても、稼働状況の可視化・遠隔監視・予知保全など、ラインの安定稼働と生産性向上を支援する多彩なソリューションを紹介しました。
こぼれ話~ソーセージの国・ドイツの人も認めた?隣国のソーセージ料理~
ドイツ国内を移動する際には、高速鉄道ICE(InterCity Express)を利用することが多くあります。日本の新幹線とよく似た列車で、快適に長距離を移動できるほか、食堂車が連結されているのも特徴です。
食堂車に立ち寄ると、カウンター右側の壁に貼られたポスターが目に留まりました。そこには「So schmeckt Österreich(意訳:オーストリアの味といえば)」というキャッチコピーとともに、料理の写真が掲載されていました。右上の写真では、大きなソーセージがパンにのせられています。
日本では「ソーセージの国」と聞くと、まずドイツを思い浮かべる方が多いと思います。そのため、ドイツ人が「オーストリア料理」と聞いてソーセージを使った料理を挙げるというのは、少し意外な印象を受けました。ちなみにポスター半分下は有名なウィーン風カツレツ(Schniztel/シュニッツェル)で、こちらは世界的にも知られたオーストリアの代表料理です。
ソーセージを使ったこの料理は「Bosna(ボスナ)」と呼ばれる、オーストリア風のホットドックです。一般的なホットドックとの違いは、カレー風味のスパイスソースと刻んだ玉ねぎがトッピングされている点、そしてパンがややしっかりとした食感であるところです。
このBosnaの発祥地は、ザルツブルクの「バルカン・グリル(Balkan Grill)」という小さなファーストフード店で、モーツァルトの生家のすぐ近くにあります。
ソーセージといえばドイツ、と思いきや──そのドイツ人も頷いたオーストリアのB級グルメ、Bosna。見つけた際は、ぜひお試しあれ。
おまけ
【自宅で楽しむBosna風ホットドック】
このBosnaは、日本でも身近な材料を使って手軽に再現することができます。以下に、簡単な作り方をご紹介します。
・材料
-細長いパン(ホットドック用など。軽くトーストすると風味が増します)
-ソーセージ(大きめのものを選び、両面をしっかりと焼いておきます)
-玉ねぎ(みじん切りでもスライスでも構いませんが、生のままでどうぞ)
-ソース(ケチャップとマスタードを同量または6:4で混ぜたもの)
-カレー粉(お好みのものを用意します)
・作り方
①焼いたソーセージと切った玉ねぎをパンに挟みます。
②上からソースをかけます。
③最後にカレー粉をふりかけて出来上がりです。
見た目はシンプルですが、カレー風味のソースがアクセントになり、予想以上に本格的な味わいを楽しむことができます。手軽に作れるオーストリア風の軽食として、気分転換や休日のブランチに取り入れてみてはいかがでしょうか。
↑家で作りました。