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YKT かわら版

YKTかわら版 第153号

Contents

第5回 計測・検査・センサ展 ~ マルチセンサ三次元測定機とデジタル水準器を出展 ~

期間:2024年4月10日(水)~12日(金) 10:00~17:00
会場:ポートメッセなごや 第3展示館
小間番号:26-5

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【出展機紹介】

■マルチセンサ三次元測定機 SmartScopeZIP250E
オージーピー測定機ベストセラーモデル。
画像測定による自動機ながらも、XY微動送りノブによる工具顕微鏡のようなマニュアル測定も可能です。
用途に応じてマニュアル・セミオート・フルオート測定を自由に切り替えることができます。タッチプローブ、DRSレーザ搭載のマルチセンサ仕様で展示予定です。

  • ストローク(X/Y/Z) : 300x150x200 mm
  • 最大積載質量 : 25 kg

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■精密傾斜測定システム BlueSYSTEM
耐衝撃性に優れた独自のセンサと温度自動補正機能による信頼性の高い測定結果が、市場で高く評価されています。豊富な測定ベースと測定項目に応じた専用ソフトウェアを組み合わせることで、定盤・工作機械の機械精度評価に応えます。

■角形デジタル水準器Clinotronic S
ベストセラーClinotronic PLUSの新モデル
精密加工された4面を利用し、+/-の反転なく平行度をより高精度に測定します。微小角度では最小許容誤差15秒、重力補正機能により広角45度で1分30秒の許容誤差を実現します。Bluetoothによるデータ通信で、手書き・手入力不要ペーパーレスな測定データの取得・管理が可能です。

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Medtec Japan2024 ~ ロロマティックを中心にトラウプ、ペムテックの医療サンプルを展示 ~

期間:2024年4月17日(水)~19日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東2・3ホール
小間番号:1208

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歯科用バー、外科器具、採取用医療ピペット用コアピン、インプラント等の製造に採用されているロロマティック研削盤の加工サンプルを出展します。
医療部品には、生体親和性や耐食性の特性からチタン合金やステンレス鋼の難削材が多く採用され、細く深い穴や微細なパターン含む複雑形状が伴います。これら医療機器製造ならではの課題に最適なソリューションをご提案します。

 

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「機械技術」にロロマティックフェムト秒レーザ加工機の記事が掲載

一部抜粋:
非熱領域の微細加工が可能なフェムト秒レーザは、眼科手術に活用され、工業用には、マーキング、微細加工等の用途で利用されてきた。LS510femtoは業界で初めて本格的にダイヤモンド工具を加工する機械として注目を集めている。ワンクランプでブランク加工から刃付けまで担い、総形工具の輪郭形状加工、チップブレーカ加工、円筒加工、ドリルやリーマの丸ランドのマージン加工に対応する。他の工業用レーザと比較し、優れた面品位と高速加工能力を兼ね備え、PCD、CBN、超硬、セラミックスの多様な材質の加工に応える。高能率加工、被加工材の柔軟性、面粗さ、小径長尺・小ロットの超硬工具の適応の観点から記述する。

フェムト秒レーザ加工機 LaserSmart510 femto

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ワイラーの傾斜測定システム 差分測定による外的影響を排除した精密測定

一般的に水準器は1台で利用しますが、定盤の平面度や機械のスライドの真直度等の精密な測定には2台の水準器を利用した差分測定が必要です。
1台の測定では、測定対象物の純粋なデータなのか、測定対象物の姿勢が変わったことによるデータなのかの判断ができません。測定対象物の姿勢変化には、フォークリフトやクレーンを起因とする影響や、機械の軸が動いたことによるもの、水準器や作業者が移動したことによる影響なのか要因は様々です。定盤の固定方法によっては、水準器を定盤上で動かすだけで数µm/m程度傾くことがあります。水準器1台の測定では、これらの影響を排除することができません。

測定用水準器と参照用水準器の2台水準器による定盤の平面度測定

黄線=水準器1台で測定した場合
赤線×青線=水準器2台の差分測定の結果
水準器1台で測定した場合、測定中の振動や姿勢変化を加味した測定結果になってしまいます。一方、測定用、参照用の2台の水準器による差分測定であれば、外的影響を除いた測定値を記録するため、より信頼性の高い測定を実現します。

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パナソニックコネクト マルチダイボンダーMD-P200 異なるサイズのダイチップ実装をこの一台で

MD-P200は異なるワーク、異なる実装条件に柔軟に対応します。

  • 多用な樹脂供給方式
  • フリップチップ機能、加熱超音波実装機能(オプション)

ワークごとに適した樹脂供給方式、実装方式を使用可能です。

また、実装点カメラによりプリボンディング、ポストボンディング検査が可能です。
リアルタイムな検査により、確かな品質を保証します。

試作、量産用途どちらにもお使いいただける一台です。

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旋盤専業メーカー ドイツ・インデックス内覧会のご案内

期間 : 2024年4月9日(火)~12日(金) 9:00~17:30
会場 : ドイツ インデックス ダイツィザウ工場

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【出展機一覧】

  • ATC・タレット型複合加工機INDEX G320
  • ATC型複合加工機TRAUB TNA500
  • 主軸移動型複合加工機TRAUB TNL32compact/TRAUB TNL20/TRAUB TNL12
  • CNC旋盤INDEX ABC
  • タレット型複合加工機INDEX C200
  • 全軸CNC多軸自動盤INDEX MS24-6

来場ご希望の際は担当営業までご連絡ください。

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こぼれ話 ~ OからOまでか、7℃のルール ~

ドイツに赴任して、初めての冬を迎えました。南ドイツの冬はかなり厳しく、時には氷点下15℃以下になることもあります。朝、車のハンドルを握っていると手が痛くなるほどで、寒い朝には手袋をしてハンドルを握ることがあります。

日本とは事情が異なり、ドイツでは冬タイヤの義務化があることに驚きました。M+S表示の冬タイヤの装着が必要です。M+Sとは”M”はぬかるみを意味するMud、”S”は雪のSnowを示しています。
降雪や氷結のある日に、普通タイヤで走行していると40ユーロ(約6,500円)、他の車の妨害をした場合80ユーロ(約13,000円)の罰金が科せられます。また、溝が少ない摩耗した冬タイヤの場合でも処罰の対象となり、保険料にも影響が及ぶ可能性あります。

冬タイヤ装備のタイミングには、OからOまで(Von O bis O)と7℃のルール(7-Grad-Regel)いう言葉があります。OからOまでは、10月(Oktober)から3月末(2024年)のイースター(Ostern)までの期間は、冬用タイヤを装着しようというものです。7℃のルールは、7℃を境にタイヤが硬化し、グリップ性能が低下するので、最低気温が7℃を下回ったら、冬用タイヤの利用を推奨するものです。

念のため、会社の車のタイヤを確認しましたが、ちゃんとM+Sの表示があり、溝もしっかり残っていました。寒い冬ですが、安心してドイツの冬を乗り越えることができそうです。

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