KawarabanYKTかわら版
YKTかわら版 第174号
Contents目次
年末のご挨拶
本年も多大なるご支援とご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
2011年8月の創刊以来、早くも14年が経過し、おかげさまで2025年最後の「かわら版 第174号」をお届けできる運びとなりました。本年は円安が一段と進行し、欧州を中心とした当社の工作機械輸入部門を取り巻く環境は、これまでにないほど厳しいものとなりました。変わらないことは容易ではありますが、同時に、従来と同じ取り組みを継続することの難しさを容赦なく突きつけられた一年でもありました。
今後も、ものづくりを支える機械専門商社として、私たちに何ができるのかを見据えながら、皆様のお力になれるよう取り組みを一層深めてまいります。
年の瀬にあたり、皆様が健やかに新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。
展示会情報 インターネプコン2026出展のお知らせ

期 間 : 2026年1月21日(水)~23日(金) 10:00~17:00
場 所 : 東京ビッグサイト 東4ホール
小間番号 : E2-32
会場では、最新製品の展示・実演を通じて、現場の省人化・効率化や課題解決につながるソリューションをご提案します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
【主な出展機のご紹介】
■キョウトウ SMDデジタルラック POLARIS-C/Mini-s

• LEDナビゲートによるスキルレスな入出庫工程
• フリーロケーション入庫やLED点灯による視認性向上
• ミニラックは限られたスペースでも効率的な部品管理を実現

■シンホヴォ メタルマスク検査機 SG800L

• 印刷品質劣化の境界点を数値管理
• 品質基準を一定に保った生産が可能
• メタルマスク寿命を定量的に管理し、印刷品質を高精度に維持

■オージーピー デジタルズーム型画像測定機 E7

既存機と機体ベースを共通化することで、位置決め精度を維持したままコストダウンに成功したエントリーモデルです。光学ズームでなくデジタルズームを採用。6メガピクセルの高解像度カラーカメラを搭載しています。卓上の小型モデルで、基板や半導体関連部品の寸法測定に最適です。

■その他
AMR(自律走行型搬送ロボット)やメタルマスクキャビネットなど、現場課題解決につながる幅広いラインナップをご用意しております。
2025年度こぼれ話TOP3

1. こぼれ話~3階建てホテルなのに8209号室?~
中国のホテルにチェックインしたときのことです。受付でルームキーを受け取り、エレベーターに向かおうとしたそのとき、ふと違和感を覚えました。ルームキーに書かれていたのは「8209」という番号。見慣れない「9」ではありましたが、それより気になったのは、最初の「8」でした。
というのも、そのホテルは3階建てだったのです。

「8階なんてあるはずがない」と思い、受付に戻って確認したところ、実際の部屋は2階の209号室とのことでした。
では、なぜ「8209」なのでしょうか?
同行していた中国の方に聞いてみると、興味深い文化背景がありました。
中国では「8(八)」の発音が、繁栄や富を意味する「發(fā)」に近いため、縁起の良い数字とされています。そのため、ホテルによっては部屋番号の先頭に「8」を付けることがあるのだとか。
逆に、「4」や「13」といった数字は不吉とされ、階数や部屋番号として避けられることもあるそうです。これもまた、日本の「4」や「9」と似ていますね。
ちょっとした戸惑いも、異文化に触れる旅の楽しみのひとつ。思わず誰かに話したくなるような、そんな小さな発見でした。

2. こぼれ話~スマホが鍵を握る今どき電気自動車~
東南アジアを訪れた際、取引先の方の電気自動車に乗せていただき、昼食をご一緒しました。日本でも時折見かける、アメリカ製のモデルです。
まず印象的だったのは、車に鍵がないこと。エンジンスタートのボタンすら見当たらず、少し戸惑いましたが、スマートフォンと車が同期されていて、スマホを持って近づくだけで施錠が解除される仕組みでした。エンジン音もなく、静かに車が動き出します。
さらに、シフトレバーもありません。ドライバーはモニター上で指を上方向に滑らせるとドライブ、下方向に滑らせるとバックに切り替わります。なるほど、こういう操作なんだな、と感心してモニターを眺めていると、後方から近づいてくるバイクや歩行者の影が映っていました。これなら、後ろにいる人や車に気づきやすく、ヒヤッとする場面も減りそうです。

昼食を終えて車に戻ろうとすると、取引先の方が日陰に立ち止まり、スマートフォンを操作していました。仕事の連絡でもしているのかと思い、しばらく横で待っていましたが、なかなか動きません。不思議に思って尋ねてみると、「車内を冷やしている」とのこと。スマートフォンの画面には車内温度が表示されており、暑くて蒸し風呂のようになっていたため、あらかじめ冷房を入れていたのだそうです。
ガソリン車では、エンジンをかけずにエアコンを入れることはあまりしませんが、電気自動車ではアイドリングの必要がなく、冷房だけを稼働させることができます。環境にもやさしく、なるほどこれは便利だと思いました。
ちなみにその車は、天井が透過構造になっていて、空が見えるようになっています。ただし日中は日差しが入りやすく、どうしても暑くなりがちとのこと。そうした事情もあり、事前に冷房を入れておくという工夫が効果的に活かされています。
戻ってみると、車内はしっかり冷えていて快適な温度になっていました。

せっかくなので、電気自動車にして何か困ったことはないか、と聞いてみると、少し考えた後、こんな話をしてくれました。車を購入した際にカードキーが支給されたそうですが、普段は持ち歩いておらず、スマートフォンだけで操作しているとのこと。ある日、ちょっとした買い物に出た際にスマートフォンのバッテリーが切れてしまい、車の施錠が解除できず困ったことがあったそうです。どうしたのかと聞くと、近くの店舗で充電させてもらい、なんとか対応したとのことでした。とても便利な反面、すべてを一つのデバイスに依存していることのリスクも感じました。電気自動車によって、スマートフォンがより一層手放せない存在になってきているようです。

3. こぼれ話 ~ スイス式・トイレで瞑想? ~
チューリッヒで宿泊したホテルでのことです。割安で、部屋も質素なビジネスホテルでしたが、トイレにちょっとした特長がありました。ヨーロッパの便座は日本のものに比べて高く設計されていることが多いですが、ここのトイレは特に便座が高く、思わず、写真に収めてしまいました。

自身の身長は178cmで、極端に足が短いというわけではありませんが、それでも踵が床につかないほどでした。「便座、高いな…」と思いながら扉に目をやると、小さなポスターが貼ってありました。

「高みを目指して!:このホテルのトイレは少し高めに設計されています。スイスでは山の頂上で瞑想するのが流行っています…そうトイレの上でもです。私たちのトイレの少し高い位置から世界を見渡し、深呼吸をして、特別な体験をお楽しみください。」
なんだかよく分かりませんが、スイスの方の身長はドイツの方よりは小柄な印象ですので、「便座が高すぎる」という声が寄せられたのかもしれません。「瞑想をお試しください」と案内することで、便座の高さの違和感をうまくユーモアに変えているのかもしれません。
